生徒会の一員である『真緒』が練習に合流し、4人でS1に向けての練習に励む『Trickstar』。
今まで「真緒」とあまり話したことのなかった「あんず」ですが、「真緒」が生徒会に属しながらも「Trickstar」として頑張る意思があることを知ります。
また、モデルをしていた過去と、その時の挫折によって自分に自信がない『真』。「瀬名泉」の登場よって知る「真」の決意。
「Trickstar」と「あんず」との絆、そしてS1に向けての気持ちは高まっていきます。
かつて生徒会に制裁された”五奇人”の「朔間零」にも励まされた5人は、とうとうS1当日を迎え…そこでは「UNDEAD」が飛び入り参加…!?
Trickstar全員集合。過去を振り返りながらもS1に向けて前向きに練習!
※ネタバレが含まれているのでご注意ください
鬼龍紅郎からの果たし状
「Ra*bits」が無観客のなかでパフォーマンスをした”S2”のドリフェス以降、「紅月」の勢力がどんどん高まっている夢ノ咲学院。
そんな中「北斗」と「真」は特訓の最終日を迎えました。特訓の成果を楽しみにしていた「スバル」と「あんず」。
「あんず」が靴箱を覗くと、「紅月」の「鬼龍紅郎」から
「放課後、武道場へ来い。」
という果たし状を発見します。「北斗」や「真」にも相談をすると、生徒会勢力から警戒されているかもしれないと心配されてしまいます。
放課後、「スバル」と「あんず」は「紅郎」のもとへと向かいました。すると…
要件は先日「あんず」に借りたハンカチを返すことだったのです。
さらに、「紅郎」の厳つい見た目とは裏腹に
- 「紅月」の衣装をはじめ、同じく柔道部の「鉄虎」が属する「流星隊」の衣装も手作りしていること
- 「紅月」に属していながらも、この学院の現状を肯定しているわけではなく、「Trickstar」が革命をするなら応援する
ということを知ります。
”果たし状”は何事かと思いましたが、強面なキャラクターの意外なギャップは魅力的ですよね!「紅郎」は見た目だけでなく声も低く落ち着いているので、裁縫が得意というのは余計意外性を感じました。
真緒が合流してTrickstar集合
その日の放課後、今まで忙しくてあまり練習に参加できていなかった「衣更真緒」が合流し、ついに「Trickstar」が全員揃ってユニット練習を開始!
”S1”は来週に迫っており、そこでは「紅月」と対決することになっています。
S1はこの前のS2とは違い、学院の外からの一般客も招きます。つまり、生徒会権力の息がかかっていない観客相手に、正々堂々とパフォーマンスを見せることができるのです。
そこで「北斗」は改めて、「真緒」が生徒会でありながら「Trickstar」として出場しても良いのかと再確認します。「真緒」はもちろん自分も「Trickstar」として頑張るということを伝えました。
練習が一段落し、ガーデンテラスに夜食を作りに行った「あんず」。「真緒」は1人で「あんず」を探しに行きます。
ガーデンテラスに到着すると、「朔間零」と並び、”「UNDEAD」の二枚看板”と言われる人物『羽風薫』に遭遇します。
女の子と遊ぶのが大好きだと言い、チャラい風貌です。
「真緒」は「薫」に「あんず」を見なかったかと聞いていると、「零」が現れます。「零」の登場に退散する「薫」。
そして「零」は「真緒」に対して、「生徒会の一員ではあるが、「Trickstar」を裏切ることはないことはわかっている」ということを意味ありげに伝えます。苦笑いをする「真緒」。
そして「あんず」を見つけた「真緒」は、「あんず」が作ったレモンのはちみつ漬けをもらい、「お互い微妙な立ち位置だけど今後ともよろしく」と笑いかけます。
ここにきてまた新しいキャラクターの登場です。アイドルだけど女好きというのも良いですね。隠しきれないモテオーラが出ていました。
そして、「真緒」が生徒会と「Trickstar」を掛け持つという事情を抱えながらも、爽やかに明るく振る舞っていて、とてもかっこいいなと思いました。
遊木真の過去と瀬名泉
ある日の放課後、練習の合間に飲み物を外の自販機に買いに行った「真緒」と「あんず」。
そこで「真緒」は「あんず」に、先ほどメンバーから”ランニングから2時間戻ってきてない”と心配されていた「真」について話し始めました。
「真」は、昔グラビアモデルをしていた経験があり、その時に一度挫折を味わっているので、自分に自信がなく失敗することが怖くなってしまっているというのです。
飲み物を買って教室に戻る途中、面倒な人に絡まれて遅くなったと言う「真」と共に教室に戻ると、その面倒な人『瀬名泉』も一緒についてきました。
「泉」は『Knights』というユニットの一員で、昔から「真」につっかかってくるというのです。
「泉」は「真」に、
- 君には才能がない
- 綺麗なお人形として飾られてこそ輝く
- アイドルのようなお遊びはやめてモデルの世界に戻っておいで
と伝えます。
そう言われてしまった「真」は、
「Trickstar」は自分の空っぽだった人生で初めて見つけた宝物であり、本気であるという強い意志を示しました。
そして「Trickstar」の三人も「泉」に向かって「真」の頑張りを伝えます。
「泉」は、アイドルはそんな甘くないと言いながらも帰っていきました。帰り際に、「弟みたいに思っていたのに」とつぶやく「泉」。「泉」には「泉」なりに「真」を思う気持ちがあるようでした。
弱気な雰囲気な「真」が、「泉」の前ではっきりと自分の意思を伝えるシーンはジーンときました。そして「泉」もなかなか酷いことを言っているように見えますが、去っていく時の表情は寂しそうにも見えました。「泉」と「真」の関係性が気になります。
五奇人と生徒会
練習後、「北斗」が親のコネを使って「Trickstar」用に新曲を作ってもらったと言います。「北斗」が親のコネを使うことは珍しいと驚く「真緒」。
「紅月」と戦うためには、できることはすべてやらないといけないという「北斗」の意思の現れでした。
そんな話をしていると「朔間零」が現れ、昔話を始めます。
今は「三奇人」と呼ばれている「零」。昔は「五奇人」と呼ばれており、「零」もその一員でしたが、「五奇人」は悪の権化のような存在で、夢ノ咲学院の脅威となっていました。
それを征伐したのが生徒会であり、生徒たちにとっては救世主であったというのです。
「零」はそんな過去を振り返りながら「アイドルとしての輝かしさにあぐらをかき、好き放題振る舞っていた自分たちが悪かった」と言い、「Trickstar」の変革に期待をしてはいるが、生徒会を恨んでいるわけでもないことを伝えます。
過去話を交えながら「Trickstar」を鼓舞した「零」。4人はその言葉を聞いてより気を引き締めました。
悪い印象の生徒会でしたが、その生徒会にも正義があることがわかったシーンでした。
「朔間零」はかなりオーラのある人物ですが、ほかの「五奇人」のメンバーはまだ明かされていないので、他にどんな人がいて、なぜ悪の権化のようになっていたのか、今後わかっていくのが楽しみです!
S1当日
文化祭のように出店も出ていて賑わっている夢ノ咲学院。
生徒会の「桃李」は、生徒会室で作業をする「敬人」に携帯で校内の様子を報告していました。そこに「紅月」の一員である『神崎颯馬』が一大事が起きていると伝えに来ます。
急いで講堂に向かった「敬人」。
そこには本来出る予定ではなかった「UNDEAD」がライブをしていました。
「敬人」は生徒会勢力への反逆とみなしてライブを取りやめようとしましたが、すでに観客が盛り上がり過ぎていて、それもできない状況。
そこで、無理にライブを止めるのではなく、「紅月」と「UNDEAD」で対バンという形で戦うことになりました。
「UNDEAD」はスタンドマイクを使ってダークな演出のなか、かっこよくパフォーマンスを決めます。
大盛りあがりの会場ですが、「紅月」も負けていません。その様子をモニターで見ていた「スバル」は目を輝かせます。
「UNDEAD」のパフォーマンスは背徳的と呼ばれるユニットなこともあり、曲調も振り付けも大人の色気があり、かっこよかったです。石像の上に乗った演出も珍しくて面白さを感じました。来週はとうとう「Trickstar」のパフォーマンスだと思うと楽しみです!
感想まとめ
今まであまり出てこなかった「真緒」が合流しましたが、「真緒」は個性の強い「スバル」「北斗」「真」と比べて冷静に周りを見ており、他人の動きや気持ちによく気づけている頼もしいキャラクターだなと感じました。
また、「北斗」が親のコネを使って曲を作ってもらったというくだりがありましたが、「北斗」の家庭の事情が気になります。「泉」も「真」に対して酷いことを言っていた印象ですが、彼には彼なりの考えや気持ちがありそうでした。
ユニットを超えた人間関係が見られるのがあんさんぶるスターズ!の魅力の一つなのではないでしょうか。
S1に「UNDEAD」が飛び入りで参戦したことにより、物語が動いていきそうな予感がします。来週のS1での「Trickstar」の出番が楽しみです!
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©Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会